農地の権利取得の許可申請において、申請者がある程度の年齢である場合、その承継者について問われることがあります。

すなわち、その申請者はきちんと農業に取り組んだとしても、ある程度の年齢に達していれば、引退までの期間は短くなります。

また、どうしても病気や身体の故障も起き易くなりがちです。

そうして農業を継続できなくなった場合に、承継者がいなければ、当該農地は耕作放棄地になりかねません。

このため、許可申請の際に、承継者の有無を問われることがあります。

場合によっては、承継予定者とも面談をし、申請者が引退等した場合、営農を承継する意思があるかを確認することもあります。

これは、やはり新規参入の場合の方が、詳細に問われがちです。

法人であるならば、承継予定者の方が役員に入り、農作業に常時従事する事が望ましいといえます。